肌の豆知識

アルコール入りの化粧品は避けるべきか

個人的にはアルコール入りの化粧水や日焼け止めは肌が痛くなってしまうので避けていました。

しかも肌が突っ張ってしまうのも嫌だったので、避けており他人にもおすすめはしていませんでした。

科学的に避けるべきなのかが記された論文がありましたので、概要を翻訳します。

方法

臨床研究で、14日間にわたって1日あたり20回および100回アルコールを塗布した25人の白人女性の掌側前腕の経皮水分蒸散量(TEWL)、皮膚静電容量、視覚乾燥および視覚発赤を測定しました。

結果

水と比較しても肌の赤みは変わらなかった

市販のアルコールベースの液を手にこする実験が行われた。手にこすった経験のない10人の参加者を対象とした臨床二重盲検試験で調査されました(グループ1) 、および手のこすりの専門的経験者7人(グループ2;ウイルス学研究所のスタッフ)によって判定。

グループ1は1日間研究され、1日目に20回塗布され、その後6日間にわたって1日あたり5回塗布されました。

エタノールの使用前と使用後では肌の水分量に有意差は見られなかった。

なんで化粧品にエタノールを入れるのか

  • 水で分解できない物質を分解させるため(フレグランスオイルとかサリチル酸とか)
  • 皮膚から脂質、油分、ワックスを取り除くため
  • 保存剤として使うため
  • 成分を肌に浸透させるため

なんでエタノールが良くないと言われるケースが多いのか

アルコールを使うと肌が炎症を起こしている感じがする(赤くなったりとか)

アルコールを肌に塗ると逆に乾燥するような気がする

みたいな証言が多かったりするからです。

実際、いくつかの”生体外”研究(R,R)では、「エタノールが皮脂の分泌を乱すす」みたいな結果も出てます。

もっとも、これらの結果はあくまでヒトの細胞を使ったものでして、実際に生きた人間の肌で同じことが起きるかというと別の話。

ヒトを対象にしたテストの結果は、だいたいこんな感じになってたりします。

アルコールで肌は乾燥しやすくなるか?

80%エタノールを5分間に50回ほど肌に塗りつける作業を1日に2回ずつ7日間続けたところ、水を塗った場合と肌の水分量の変化は変わらなかった(R)

60~80%エタノールを1日20回ぐらい手にすり込んでも、特に肌の水分量に有意な変化はなかった(R)

といった結果が大半です。

アルコールって肌につけてもすぐに揮発しちゃうので、そこまで影響がないのかも。

アルコールで肌は炎症するか?

70%のエタノールは、1日に20~100回ずつ14日間続けて塗りまくったが、特に肌の赤みは水と変わらなかった(R)

80%エタノールを塗りまくっても、やっぱり肌の赤みに変化はみられなかった(R)

というわけで、肌の赤みにつていも、やはり水と比べて特に大差はないってのが大方の結論です。

以上の話を見てると「まぁアルコールは心配しなくてよし!」と個人的には判断しているわけですが、なかには「でもアルコールを肌に塗ると嫌な感じがする……」みたいに思う方もいるかと。

この現象はどういうことか

アルコールが肌の微細な傷から入り込む

アルコールが神経の末端を刺激する

嫌な感じが起きる!

決してアルコールのせいで肌にダメージが起きてるわけでもないのでご安心ください。

参照

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nisikori
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