ニキビの薬

トレチノインはニキビ治療の救世主になるか? 〜論文紹介〜

論文紹介です。

タイトルは

思春期前の集団における中等度から重度の尋常性ニキビの1日1回の治療のための新規トレチノイン0.05%ローション

フリーテキストではなかったので簡単な概要だけになります。

はじめに

青年期のニキビ(13歳以下)は一般的であり、思春期の成熟の最初の兆候の1つである可能性があります。

より早い年齢での副腎および初潮の発症の傾向は、ニキビの発症が若い年齢になってきていることを反映している。

 面皰が優勢になる傾向がありますが、炎症性のニキビも出る可能性があります。

 青年期のニキビの重症度は、特に患者が年をとるまで治療されないままである場合、将来の疾患の重症度を予測する可能性もあります。

 したがって、思春期前のニキビの治療は、より重度のニキビの発症を改善するだけでなく、身体的および感情的な影響を軽減し、おそらく後の人生の生活クオリティを改善するためにも重要です。

思春期前のニキビの治療に関連するデータは限られており、ほとんどの薬は12歳以上で承認されています。適応外処方が一般的です。

 レチノイド(例えば、トレチノイン、アダパレン)は、黒ニキビおよび新しい赤ニキビの発生を阻害するため、ニキビ管理において重要な役割を果たしてきました。

研究の背景

尋常性ニキビ(ニキビ)は、子供や青年によく見られる皮膚の状態です。

トレチノインの有効性は、小児患者(12〜18歳)を対象とした研究で十分に立証されています。

ニキビは若い患者に一般的に見られるため、この重要なグループではデータが必要です。ローション製剤は、皮膚科全体で一般的に使用されており、患者に好まれています。

目的

中等度から重度のニキビの思春期前の被験者(13歳以下)における新規の1日1回トレチノイン0.05%ローションの安全性と有効性を評価すること。

実験方法

中等度から重度のニキビにおける2つの無作為化二重盲検ビヒクル対照第3相試験による分析。

思春期前の被験者(N = 154)は、トレチノイン0.05%ローションまたはコントロールを1日1回12週間投与するようにランダム化(1:1)しました。有効性評価には、ベースラインの炎症性/非炎症性病変の変化と治療の成功が含まれていました。

安全性、有害事象(AE)、および皮膚の忍容性が全体を通して評価されました。

二重盲検試験とは

 治験参加者と医師の両方が、薬を使用しているかプラセボかがわからない状態で試験をすること。これによって偏見がなくなる。

結果

12週目では、炎症性および非炎症性病変数の平均減少率は49.5%および44.0%でしたが、コントロール(効果のない薬)では31.4%および18.8% でした(両方ともP = 0.001)。

 最も頻繁に出る副作用は、塗布部位の痛み(5.6%)と塗布部位の乾燥(2.8%)でした。

皮膚の安全性と忍容性の評価は、一般的に軽度から中等度であり、12週目までに改善されました。

結論

トレチノイン0.05%ローションは、治療の成功を達成し、思春期前のニキビの炎症性および非炎症性病変を軽減する上で、コントロールよりも有意に効果的でした。忍容性は良好で、治療に関連するすべてのAEは軽度または中等度と見なされました。

日本ではトレチノインはニキビ治療に使われることは一般的ではありません。

米国では、ニキビの治療薬として処方されていたものであったが、皮膚の光老化に対する治療薬としても承認されています。

日本で承認されていない理由の一つとして副作用が強いことが考えられます。

トレチノインの副作用は

・塗布部位の痒み

・紅斑

・熱感

・皮むけ

こうした反応が起きた場合、刺激の少ない別のレチノイドに変更したり、使用頻度を減らす必要があります。

こうした皮膚刺激性を小さくするため、最初は週2-3回で開始し保湿剤を併用することもできる。

レチノイド反応は、使用から最初の2-4週間に起こりやすく通常は使用を続けるとおさまる。

しかし、まれにトレチノイン以外の成分に対するアレルギーが起こることがある。

紫外線への感受性の高まりは使用初期に起こりやすく、過剰な日光への暴露を避け日焼け止めの使用が推奨されるが、数か月も経過するとこの反応は正常に戻る。

いきなり高濃度のものを塗布すると、体質によっては皮膚への刺激が強すぎ、かえってソバカス等のシミを増やすこともある。

Wikipediaより引用

トレチノインを日本で使う場合は、トレチノインを扱っている皮膚科の元で治療するのが良いが、個人輸入で使うこともできる。

その場合、自己責任になるので

絶対に守ってほしいことは

低濃度のものから始める

保湿剤を塗ってから、トレチノインをぬる

日焼け止めを必ずぬる(室内でも)

この3点です。

トレチノインを塗ると肌が異常に敏感になります。

明らかにおかしい症状が出たら直ちにやめてください。

一番は皮膚科医の元、使用することです。

今回はトレチノインについての記事でした。

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nisikori
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