肌の豆知識

皮膚についての基礎知識を身につけよう!!

皮膚についての基礎知識を身につけ、嘘にだまされないようになろう。

皮膚に関する知識を身につければ、その情報が正しいのか正しくないのかを判断できるようになると思うので、つらつらと書いていきます。

まずは皮膚の模式図

皮膚に関しては

表皮、真皮、皮下組織の三層からなっていると考えます。

こちらから引用します。

表皮

表皮は、主にケラチノサイト(角化細胞)という細胞からなり、「基底層(きていそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「角層(かくそう)」という複数の層構造になっています。その厚さは、わずか0.03~0.05ミリメートルしかありません。 

このケラチノサイトが分裂すると、最も内部にある基底層から、より表面の層に移動し、一番外側の角質層に到達すると、外部へ放出されます。

 例えば、入浴時に垢が発生しますが、これは、角質層に達したケラチノサイトが垢となって剝がれ落ちたということです。 

この代謝のプロセスは、ターンオーバーと呼ばれ、約2ヶ月をかけて、皮膚は再生を繰り返しているのです。

とっても薄いこと、二か月でターンオーバーすることを覚えときましょう。

真皮

薄い表皮と比較すると、真皮は、細胞成分および無細胞成分が織りなす複雑なネットワークだと言えるでしょう。 

「乳頭層(にゅうとうそう)」および「網状層(もうじょうそう)」の副層構造の中に、血管、神経、毛根、汗腺が含まれています。

真皮に含まれる器官や成分は、大切な役割を果たしています。 

乳頭層にある血管ループは、表皮に栄養素と酸素を運ぶ重要なルートです。 

網状層に多く見られるコラーゲンは、真皮の構造を作る主要タンパク質の一つで、皮膚に耐久性を与えます。

また、真皮のもう一つの構造タンパク質であるエラスチンは、皮膚に弾力性を与えるという働きがあります。

この真皮が肌の張りや凸凹感がでるのかを左右します。コラーゲンを含んだ部位です

皮下組織

表皮および真皮を支える皮下脂肪は、主に、ゆるい結合組織および脂肪細胞から成り、真皮に見られる血管より、大きな血管および神経を含んでいます。 

皮下組織は、外部からの衝撃を和らげるクッションの役割や、エネルギーを蓄える役割を担っています。

毛穴の大きさは民族間で大きな差がある事について

こちらの論文を参考にします。

「毛穴」という言葉は

生理学的に言えば、細孔は、テグメント(動物、植物)の表面からの開口部として定義され、空気または液体を取り入れたり、出したりします。

皮膚に関して、そのような開口部は、毛包脂腺毛包またはエクリン汗腺のいずれかを含む。

毛穴は、人間の顔(頭皮は含まれていません)に沿って、同等の密度(200~300 / cm 2)でかなり均一に分布しています。

肉眼では見えません。

実際のところ、皮膚科医はにきびのできた顔の面ぽうを見るために拡大鏡を必要とします。

下の表を見るとわかるように中国人は毛穴の数が少ないです。

表3

民族性と年齢に伴う拡大した毛穴のさまざまな密度

年齢層(年)1829303940495059606970歳以上
ブラジル人91.26±14.3781.75±16.7968.7±12.0461.73±7.95

コーカサス人63.96±11.7262.22±11.8064.49±8.5359.93±7.7661.13±8.04
中国人21.13±9.4923.24±7.4820.77±6.5524.51±6.6720.20±6.8221.66±8.59
インド人82.68±15.4279.91±12.2477.12±9.8977.53±10.8873.56±7.5171.19±9.88
日本人67.41±13.9569.64±12.1069.78±12.7172.44±12.8969.75±10.2268.83±9.01

注:データは、細孔の平均±標準偏差/ cm 2として表される。フェアグレートーンの背景(隣接するセルが何であれ)は、同じ民族グループ内の他のすべての年齢集団と比較して有意差があることを意味します。隣接するセルの同じ灰色のトーン(中間色と暗い色のみ)は、同じ民族グループ内で、年齢のクラスターを通じて有意差のない値を示しています。同じ灰色のトーン(中間と暗い)を持つ隣接するセルのグループは、同じ民族グループ内の他のすべての年齢クラスターと比較して大幅に異なります。

下の表を見ると中国人は毛穴の大きさも圧倒的に小さいようです。

表4

民族や年齢に応じて拡大した毛穴のさまざまな領域

年齢層(年)1829303940495059606970歳以上
ブラジル人0.23±0.060.29±0.080.33±0.070.37±0.00

コーカサス人0.16±0.020.20±0.030.21±0.030.22±0.060.21±0.03
中国人0.06±0.010.06±0.010.06±0.010.06±0.010.06±0.010.06±0.01
インド人0.17±0.020.21±0.020.25±0.020.25±0.030.28±0.030.29±0.03
日本人0.14±0.010.16±0.020.19±0.030.18±0.020.18±0.020.17±0.02

注:データは平均±標準偏差(mm 2)で表されます。フェアグレートーンの背景(隣接するセルが何であれ)は、同じ民族グループ内の他のすべての年齢集団と比較して有意差があることを意味します。隣接するセルの同じ灰色のトーン(中間色と暗い色のみ)は、同じ民族グループ内で、年齢のクラスターを通じて有意差のない値を示しています。同じ灰色のトーン(中間と暗い)を持つ隣接するセルのグループは、同じ民族グループ内の他のすべての年齢クラスターと比較して大幅に異なります。

要約すると、毛穴のサイズは、年齢よりも民族によって大きく異なります。SP +を持っていると主張する女性に関して、民族間に有意差があった最も極端な平均値は、中国人(0.05 mm 2)とブラジル人(0.37 mm 2)の間でした。)サイズは1〜7倍で個人差がある。

皮膚には常在菌が存在しているので、そのバランスを崩すような抗菌作用の化粧品を使うべきではない

 健康を保つためには常在細菌が重要であり、腸内細菌のバランスを整えることが注目され、腸内フローラという言葉も一般的に良く使用されるようになりました。

 しかし、重要な常在細菌は腸内細菌だけでなく、皮膚にも常在細菌がいて私たちのストレスフルな外的刺激などから守ってくれています。

 皮膚は人体で最大の臓器ともいわれ、皮膚には多くの常在細菌があると言われていますが、その代表的なもの3つについて説明します。

 一つ目は皮膚表面や毛穴に存在する表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)です。

 表皮ブドウ球菌は汗(アルカリ性)や皮脂を餌にグリセリンや脂肪酸を作り出します。

 脂肪酸は肌を弱酸性に保ち抗菌ペプチドを作り出すことで、黄色ブドウ球菌の増殖を防ぎます。

 表皮ブドウ球菌が出すグリセリンは、皮膚のバリア機能を保つ役割があります。

 二つ目はアクネ桿菌( Propionibacterium acnes)です。

 この菌は嫌気性菌であり、酸素ある環境ではほとんど増殖できず、死滅してしまいます。

 そのため、酸素を嫌い毛穴や皮脂腺に存在し皮脂を餌にプロピオン酸や脂肪酸を作り出すことで皮膚表面を弱酸性に保ち、皮膚に付着する病原性の強い細菌の増殖を抑える役割を担っています。

 一般的にニキビの原因と言われていますが、増殖しなければニキビの原因菌になりません。

 しかし、皮脂の分泌量が増えたり、何かの異常で毛穴をふさいだりすると、アクネ桿菌が過剰に増殖し炎症を引き起こしてニキビになります。

 三つ目は黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)で、皮膚表面や毛穴に存在します。

 存在しているだけでは問題がありませんが、ブドウ球菌の中では病原性が高いため皮膚がアルカリ性に傾くと増殖して皮膚炎などを引き起こします。

傷を受けた皮膚をそのままにしておくと化膿し悪化させてしまいます。

これら常在細菌は、それぞれ存在する菌のバランスが壊れたときに皮膚のトラブルに発展します。

 そのため、バランスを壊さないように常在細菌と上手に生活することと表皮ブドウ球菌を減らさないようにすることが大切です。

 表皮ブドウ球菌は角質層に存在しているため、無理に角質を落とすような行為をすると減ってしまします。

 例として、長時間の入浴、頻回の洗浄・洗顔、洗顔料・洗浄料の過剰使用などです。

 表皮ブドウ球菌を減らさないように保つことは、アルカリを好む病原性の強い黄色ブドウ球菌や真菌などの繁殖を防ぐことにつながり、皮膚のバリア機能を保つ意味でとても重要です。

 これから秋冬に向けて乾燥の時期に入ります。乾燥すると表皮ブドウ球菌が棲みにくく皮膚はアルカリ性に傾いてしまいます。

皮膚常在細菌のバランスが壊れてしまわないように注意しましょう。

腸内環境と肌は密接な関係がある。

ヨーロッパ皮膚科性病科学会議の28回大会(R)のデータです。

研究チームはアメリカやヨーロッパなどの6カ国から6,700人の男女を集め、

  1. みんながどんな食生活を送っているのかをチェック
  2. 食事のデータとニキビの発生率をくらべる

食事の内容とニキビのヒドさの関係を調べました。

ニキビがヒドい人に特有の食事」の中身は、

(カッコ内の「%」は、「ニキビがヒドい人がその食品を定期的に摂取している割合 vs. ニキビが無い人がその食品を定期的に摂取している割合」という意味。)

  • ホエイプロテイン(11% vs. 7.3%)
  • スナック類(61.8% vs. 43.2%)
  • 甘味類(29.7% vs. 19.1%)
  • チョコレート(37% vs. 27.8%)
  • 焼き菓子(39% vs. 28%)
  • 加糖飲料(35.6% vs. 31%)
  • 乳製品(48.2% vs. 38.8%)

というわけで、「ニキビの人はお菓子と乳製品を控えよう!」って傾向が見て取れます。

ホエイプロテインもニキビに良くないかもしれないのです。

タンパク質をとりたければ、鶏胸肉を使っていくしかないです。

そのほかにニキビの発生と関係があったのは、

  • アナボリックステロイド
  • 大気汚染
  • ストレス

など。

研究チームいわく、

ニキビは、多くの人が皮膚科に通う原因となる疾患のひとつだ。患者がニキビの治療にどう反応するかには、内的な要因と外的な要因の両方が関わっている。俗に言う「エクスポゾーム」だ。

今回の研究では、ニキビに関して最も重要なエクスポゾームを初めて特定することができた。

エクスポゾームってのは、個人が生まれてから現在までの間に体験してきた物事の合計のことです。

もちろん、これはまだ初歩的な研究ですしピアレビューも行われてない段階なんですが、先行研究(R)でも「高糖質の食事とニキビには関係がある!」という結果も出てます。

 お悩みの方はお菓子と乳製品をひかえる価値があると言えるでしょう。

 砂糖そのものが悪いとは言わないものの、摂取量が多いとホルモンバランスの変動を引き起こして、どうしても体内に炎症が起きる原因になってしまいます。

今回の内容はぜひ頭に入れておいてほしいと思います。

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nisikori
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