ニキビ肌を綺麗にする実験

第三の脳である肌について理解できるとエセ美肌情報には騙されない

今回は肌の構造について深く知ることで、美容外科の治療は本当に正しいのか?

さらに深掘りして、肌と脳の関係についても述べます。

肌を綺麗にするためには脳についても知ることが重要になると思うからです。

どのような方法を使うことで、ニキビやニキビ跡、しみといった肌トラブルを解決できるのかということを判断できる知識をつけていけるようになっていただきたいと思います。

目次

うるおいを保つきれいな肌とは

角層を知らないと肌をキレイにすることはできない

3つの保湿メカニズム

肌は第三の脳

皮膚がないと私たちはどうなってしまうのか

化粧品の謳い文句「乾燥とストレスは肌の大敵」は本当なのか?

アトピー性皮膚炎は遺伝が原因ではない

皮膚のケアは心のケアになる

皮脂腺の驚くべき役割

肌は「感じる」ではなく「考える」

皮膚が老いること

うるおいを保つきれいな肌とは

うるおいを保ったきれいな肌と聞くと、赤ちゃんの肌を思い浮かべますよね。

赤ちゃんの肌はなぜ美しくてきれいなのでしょうか。

この理由を論理的に深掘りしていきたいと思います。

まずは花王のサイトの説明を見ます。

https://www.kao.com/jp/skincare/skin/work-02/

角層には、バリア機能と保湿機能があります。これらの働きで角層のうるおいが適度に保たれると、しなやかさとやわらかさが生まれます。こうした美しい肌(皮膚)では、角層におよそ20~30%の水分が保たれています。

美しい肌の例

このサイトによると角層に水分が保持されていることが重要みたいです。

角層という言葉

わかってそうでわからないですね。

角層について説明します。

角層を知らないと肌をキレイにすることはできない

Wikipediaから引用します

皮膚バリア機能を担う角質からなる構造を角層(かくそう)と呼び、硬タンパク質の一種であるケラチンの別称。

つまり、肌のバリア機能をになったタンパク質なんですね。

表皮のもっとも深いところにあるケラチノサイト が死滅して、外側まで出てきたもの
が角層と呼ばれます。

難しいことはさておき、この角層が水分を保つためにはどうしたらいいんでしょうか。

保湿のメカニズムを知りましょう。

3つの保湿メカニズム

肌のうるおいは、「肌表面」、「角層細胞内」、「角層細胞間」の3カ所の保湿因子、

すなわち、「皮脂膜」、「ケラチン」と「NMF」、「細胞間脂質」の働きによって保たれています。そのうち、「ケラチン」と「NMF」、「細胞間脂質」は、角化の過程でつくられています。

肌のうるおいを保つ3つの因子(イメージ)

「皮脂膜」
肌(皮膚)表面では、「皮脂膜」の働きによってうるおいが保たれています。
皮脂膜は、皮脂腺から分泌された皮脂と、汗腺から分泌された汗などが混じりあってできたもので、肌表面からの過剰な水分の蒸散を防ぎ、うるおいを保ちます。

このため、皮脂膜が適度にある肌はしっとりとうるおい、なめらかな肌触りになります。
しかし、皮脂が多すぎると、脂っぽくベタついた感じとなり、汚れがつきやすくなったり、ニキビができやすくなったりします。

逆に、少なすぎると、カサついたりして、肌を保護する力も弱まってしまいます。


「ケラチン」と「NMF」
角層細胞内では、「ケラチン」と「NMF」の働きによってうるおいが保たれています。
NMFは「Natural Moisturizing Factor」の略で「天然保湿因子」ともいい、

角層細胞内にケラチンとともに存在し、細胞がうるおいを保っていられるように機能する物質です。

「細胞間脂質」
角層細胞間では、細胞間脂質の働きによって、過剰な水分の蒸散がおさえられ、肌のうるおいが保たれています。
細胞間脂質は、肌のバリア機能の一端を担っているので、構造の整った細胞間脂質をもつ角層は、過剰な水分の蒸散を防ぐことができ、うるおいを保つはたらきが高くなります。

肌のうるおいは

皮脂、ケラチン、NMF、細胞間脂質によって決まります。

これらの天然保湿成分を

洗顔や熱いお湯、美容外科によって失ってしまうと赤ちゃんの肌からは程遠くなってしまいますね。

Wikiにはこのようなことも書いてあった。

高齢では角質層の水分量は若年者の半分であり、皮脂や角質細胞間脂質が減少しており、天然保湿因子も減少し、角層の層数は若年者より4割増加し厚く堆積している。

冬場は角質水分量が低下するが、pH9のアルカリ性の界面活性剤(洗浄剤)は水分量を減少させ、細胞間脂質が多く除かれ、pH5の弱酸性ではそうした影響は少ない。

皮膚が乾燥しやすい人が、夏と同じように冬も体を洗うと乾燥を助長するため、脂ぎっていない部位は連日で洗わないようにすることで調整することができる。

肌は第三の脳と言われているのをご存知だろうか

皮膚に関して知るためにここから視点を変えていきます。

これから書くことを知ることで、どうやったら自分の肌がキレイになっていくのかを考ええていくためのツールとして使ってください。

皮膚から考える命、こころ、世界より

皮膚は体を包むためにある。長くそう信じられてきました。しかし20世紀の終わりごろから、皮膚の様々な能力が明らかになってきました。

皮膚についてわかったことは

色を認識します。好きな色もあれば嫌いな色もある。

指先の皮膚は1ミリの100分の1ほどのパターンを識別します。パターンが規則正しく並んでいると気持ちよく感じ、乱れていると気持ち悪いと感じます。

このように皮膚は私たちの思っている以上の能力があり、同時に重要な体の外側の臓器であると言えるのです。

この本にはとても興味深いことがたくさん書かれていますが、今回は肌荒れを治すために必要な知識に絞って皆さんにお伝えできればと思います。

上記で皮膚は角層によって肌の水分を保持していると述べました。

カリフォルニア大学の研究で、角層を壊し、角層の代わりになるものを探すという実験をしました。

そこでわかったのは皮膚からの蒸散量をモニターして、肌のバリア機能を一定に保つようにしていることがわかったのです。

つまり肌の蒸散量が多くなると、皮膚のバリアが機能していないと感知し、肌自身がバリア機能を修復させようとするのです。

消化管が第二の脳と言われているのはご存知でしょうか。

脳と消化管を切り分けたとしても、消化管はモノを口から肛門まで自動的に運んでくれることから、そう言われるようになりました。

脳を取り除かれたカエルの背中に酸を垂らすと、カエルは酸を垂らされた位置をかきむしるようです。

つまり、脳がなくとも皮膚は与えられた不快な刺激を認識できるのです。

これが皮膚を第三の脳と呼ぶ所以ですね。

皮膚がないと私たちはどうなってしまうのか

話が、肌構造からかなり飛躍してきましたね。

ただ、肌の重要性について知ることで、肌荒れに関してやスキンケアについて真剣に考えられるとおもうので、進めていきます。

アイソレーションタンクという装置を使った実験を見ていきましょう。

皮膚温度と同じ34度の硫酸マグネシウムの濃い水溶液で満たされたタンクに人が入ると、視覚、聴覚、皮膚感覚までが奪われるそうです。

そこに入ったノーベル物理学賞受賞者のファイマン博士がこのようなことを述べています。

自我が体からずれ、やがて遊離したように感じた。

視覚と聴覚を奪われたとしても、自分の姿勢や周りの温度、湿度はわかりますね。

それには骨や筋肉が感じている感覚と皮膚感覚が必要になるのです。

私たちは精神が不安定、例えば恐怖や不安を感じると体の一部を触ってしまいますよね。

それは自分が今ここにいるということを強く意識するためなのではと思います。

つまり、皮膚感覚がなければ私たちは情報処理や恒常性を維持できなくなりえるということです。

化粧品の謳い文句「乾燥とストレスは肌の大敵」は本当なのか?

あたかも常識のようなキャッチフレーズですが、90年代後半の実験によって乾燥が与える肌への影響が明らかになりました。

湿度が10%以下の乾燥環境に皮膚が触れると最初の12〜48時間、皮膚はいろいろな刺激に敏感になります。

湿度が40〜70%であればバリア機能の破壊は軽度ですみますが、10%以下になると界面活性剤やアレルギー物質に対して炎症やアレルギー反応が起こるのです。

もっと詳しくいうと、乾燥環境下では表皮の中で炎症を起こすサイトカインIL-1αや免疫機能を司るランゲルハンス細胞が増えるようです。

乾燥環境下で1週間過ごすと、角層バリアが分厚くなってくるのです。

次にストレスと肌の関係について

ストレスが与えられた状況で人間も動物も肌の傷のなおりが遅くなることがわかっています。

カリフォルニア大学の研究にて血中のストレスホルモンであるグルココルチコイドが関与しているとわかりました。

綱領によるリラクゼーションでストレスを緩和した場合、バリア機能の回復は通常に戻りました。

感染やアトピー性皮膚炎が精神ストレスで悪化するという報告もあります。

ストレス性ホルモンであるコルチコトロピンを皮膚に注射すると真皮にあるマスト細胞がかゆみ物質を放出したり、血管が広がって炎症を起こしやすくなります。

アトピー性皮膚炎は遺伝が原因ではない

アトピー性皮膚炎の赤ちゃんの皮膚構造とそうでない子を東北大学名誉教授の田上博士が調べたところ、皮膚の角層バリア機能と水分保持機能に差はないことを示しました。

セラミドの代謝異常と言われることが多いですが、それは誤解のようです。

皮膚のケアは心のケアになる

2007年の研究皮膚科学会で精神的ストレスを受けた場合、脳が指令を出し副腎から放出されるグルココルチコイドを表皮細胞のケラチノサイトが合成し、放出しているという報告がありました。

さらに皮膚に傷ができるとコルチゾールを合成する酵素が表皮の中で増えるのです。

つまり精神的なダメージも皮膚のダメージも同じ変化を体にもたらすのです。

様々なマッサージ、エステのように皮膚に刺激を与えることで大きな快感をもたらすことからも、皮膚が心と繋がっているというのは確かなようです。

皮脂腺の驚くべき役割

皮脂は皮脂腺から作られます。

皮脂腺は毛をおおうために皮脂を出すのですが、人間の鼻などには毛がないのに皮脂腺だけがあります。なぜか

ヒトの皮脂にはスクアレンという水素と炭素だけの物質が含まれます。

しかし他の哺乳類、さる、犬、猫などの皮脂腺はスクアレンを分泌していません。

スクアレンを分泌している哺乳類はいるのか。

それはビーバー、カワウソ、もぐらです

スクアレンは水を弾く物質です。

皮膚の中に水分が入ってこないように分泌されているスクアレンは水の中で生活する哺乳類にも必要ということです。

つまり、皮脂は毛を失ったヒトの皮膚を水を弾く物質を分泌し、防ごうとしているのです。

肌は「感じる」ではなく「考える」

皮膚が傷ついたとき、炎症が起きます。

炎症の仕組みは、炎症を起こす物質であるサイトカインというタンパク質で白血球が分泌するものだと思われていました。

表皮ケラチノサイトも紫外線や角層バリアの破壊に伴ってサイトカインを放出するのですが、表皮ケラチノサイト自身がSOSを発信していたのです。

ケラチノサイト自身がホルモンを分泌することが知られているのですが、このホルモンという物質。よく聞きますよね。

脳内ホルモン、腸内ホルモン

なぜホルモンの前に脳や腸がつくと思いますか。

それは同じ物質だからです。当たり前ですね。でも不思議じゃないでしょうか。

脳でも腸でもホルモンが見つかっていて、皮膚でも見つかる。

脳って超重要ですよね。その脳と腸と皮膚が同じ物質を出しているのです。

腸が第二の脳、皮膚が第三の脳と言われる所以です。

肌は興奮する?

皮膚も細胞です。神経細胞はONかOFFの状態しかありません。表皮ケラチノサイトにもON、OFFの状態があるあることがわかりました。ONを興奮状態、OFFを抑制状態とします。

表皮が興奮状態になるとどうなるのでしょうか。

バリアの回復が遅れ、肌荒れも酷くなります。

逆に抑制すると、バリアの回復が早まり、肌荒れも治るという結果に。

この時使った抑制剤はなんだったのでしょうか。

実は脳をリラックスさせる薬剤だったのです。なんと皮膚に塗っても効果があったのですね。

大脳で高度な情報処理に寄与している受容体が、表皮にもあるのです。

つまり肌は感じているというより考えているのかもしれません。

皮膚が老いること

レチノール酸がシワに聞くということはよく知られています。

ビタミンAクリームやトレチノインといったものですね。

なぜ効果があるのでしょうか

それは年をとると、角層が厚く硬くなります。

そこに表情が肌に圧力をかけるとシワになりやすくなるのです。

レチノールは角層を薄くし、表皮を厚くする作用があるのです。

角層が厚くなればバリア機能が高くなっていると思うのですが、その角層はもろく、破壊後の再生も遅かったようです。

皮膚の様々な機能が正常に働くためには常に新品の状態、劣化のない状態が必要なのです。

終わりに

皮膚について調べると様々なことがわかりました。

ここでは述べていない、高齢者の皮膚と若者の皮膚の違いについても皮膚から考える命、こころ、世界に乗っていました。

興味のある方はぜひ読んでください。

皮膚は重要な器官です。

この薬を塗れば治ります。この外科手術で治りますといった安い謳い文句に引っかかり重要な器官を壊さないようにしましょう。

皮膚の上で起きているからといって、皮膚上だけで解決はできません。

なぜかというとヒトの皮膚は様々なところに関係しているからです。

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nisikori
27歳 男
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