日焼け止め

肌にとって重要な日焼け止め剤がビタミンDに及ぼす影響:レビュー論文

こちらの論文の概要を載せていきます。

背景

日焼け止めを使用すると皮膚がんを予防できますが、ビタミンD欠乏症のリスクが高まる可能性があるという懸念があります。

目的

日焼け止めの使用とビタミンD3または25ヒドロキシビタミンD [25(OH)D]濃度との関連を調査するために文献を確認することを目的としました。

*25ヒドロキシビタミンとは、ビタミンDが代謝されてできる物質で、血中の量を測ることでビタミンDの過不足を確認することがあります。

方法

疫学(伝染病の流行に関する学問)における観察研究のメタ分析(MOOSE)ガイドラインに従って、文献を体系的にレビューしました。 

1970年から2017年11月21日の間に英語で発表された論文を対象としました。該当する研究は、人工紫外線(UVR)光源を使用した実験、野外試験、または観察研究でした。

結果

4つの実験的研究、3つのフィールド試験(2つは無作為化対照試験)および69件の観察研究をまとめました。

実験的研究では、日焼け止めの使用で、人工的に生成されたUVRへの曝露によって誘発されたビタミンD3または25(OH)Dの産生をかなり抑制しました。

ランダム化比較フィールド試験では、日焼け止めを毎日塗布してもビタミンD生成への影響はありませんでしたが、使用した日焼け止めは中程度の保護効果がありました[日焼け防止係数SPF)~16]。

観察研究では、ほとんど関連付けがないか、自己申告による日焼け止めの使用がより高い25(OH)D濃度と関連していたことがわかりました。

結論

実際の環境で日焼け止めを使用すると、25(OH)D濃度が低下するという証拠はほとんどないため、ビタミンDに関する懸念よりも皮膚がん予防のために日焼け止め塗ることのほうが重要であることを示唆しています。

ただし、現在広く推奨されているSPFの高い日焼け止めの試験はありません。

以前の実験的研究では、日焼け止めは皮膚でのビタミンDの生成をブロックしていましたが、地上の太陽光で見られるものとは異なり、人工的に生成された紫外線を使用しています。観察研究の非体系的なレビューでは、日焼け止めの使用によってビタミンD欠乏症を引き起こさないことを示唆しています

この研究は、初めてすべての実験的研究、フィールド試験および観察研究を体系的にレビューしました。

実験的研究は、日焼け止めの使用がビタミンDに影響を与える可能性があるという理論的なリスクをサポートしていますが、フィールド試験と観察研究のエビデンスにより、リスクが低いことを示唆しています。

現在推奨され、広く使用されているSPFの高い日焼け止めの使用に関しては十分な証拠がないことも念頭においてください。

というわけで、日焼け止めによってビタミンDの欠乏症になるという確率は低いということがわかりました。

ただSPFが高いものではわからないようです。

私個人としては、ビタミンDのサプリは毎日飲むようにして、日焼け止めも外に出る時は毎日塗るようにしています。

家では遮光カーテンとカーテンを二重にしているので紫外線はおそらくカットできていると考え、日焼け止めは塗っていません。

本当は塗った方がいいのかなとも思いますが、家にいる時はヒトプラセンタかワセリン、トレチノインを塗っていることが多いです。

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nisikori
27歳 男
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