保湿

肌の保湿の重要性を科学的に明かしていこう  パート2

ここからは、保湿剤に適した成分比率についてみていきましょう!!

カギカッコ内は論文の記載内容

右矢印は私の解釈やかみ砕いた理解だと思ってください。

ここからは、水と油の比率についての記述です。

保湿クリームの話に直結するので重要ですね。

水/油 製剤(O/Wクリーム)の 水の比率

「保湿剤が介在しない場合のIn Vitroでの水と油の製剤の角質層への影響を調べた。

この結果を要約すると,

角質柔軟の瞬発力は完全に水に支配されていることが知られるし,その持続性は油分量に支配されていることが理解されるが,いずれも角質柔軟というIn Vitroのみの見地からしても不満足な結果である。

以上を綜合しても,水の水素結合破壊作用に基づく速効的柔軟化作用、さらに水素結合再形成に対して、ある程度の阻止的役割を果たし(もちろん保湿剤の種類によってその程度の差はかなりあるのであるが),

しかも水和力の高い保湿剤,更には閉塞性を発揮して(これは,In Vivoでは大変重要な機能・役割となる)効用が明確な油性成分の組み合わせが,何にも増して皮膚保湿製剤として有効且つ重要であるかが前述の第4図~第7図を参照して頂ければ明らかであろう。」

保湿剤の存在が,皮膚角質層中の両親媒性物質たるNMFに相当して極めて重要なものであることが知られたが以下に保湿剤そのものについての考察を深めることとする。

→とっても難しいことを言ってるような感じですね。

この次に書かれていることを読むと、結論として何が言いたいのかがわかるので、重要そうなところだけ抜粋します。

「水は瞬発的に角質層中の水素結合を破壊して最も効果的な湿潤状態をもたらすが,乾燥後は,水素結合の再形成に対して無防備であるが,ピロリドンカルボン酸や乳酸等の有機酸塩は,分子そのものの水分保持力が高いので水分保持に伴う角質層の柔軟性の持続性が期待出来る。」

これはどういうことなのかを自分なりにかみ砕くと

 ⇒水を使うと角質層が柔軟になるというのは4~6図をみるとわかります。

ただ、肌に水をつけてから乾燥するまでに水素結合が再結成してしまい、肌が水を塗る前よりも硬くなってしまいます。

ただし、水にピロリドンカルボン酸や乳酸等の有機酸塩を混ぜていると、これらが水分を保持してくれるので角質層が柔軟性を保ってくれるということですね。

「第10図で極めて興味深いことは,塩の方が水そのものの示す瞬発的角質柔軟効果が高 いことである。爾後の経時での柔軟性の持続効果は予測されたように,乳酸そのものはオキシ酸としての独自の効果を発揮する。」

⇒乳酸は水分子に抱きかかえられながら(9図)角質層までやってきて、乾燥した後もケラチン繊維の間に居残ることで、10図の結果のように角質の柔軟性保持に役立ってくれるのですね。

  • 保湿成分というとどんな成分が思いつきますか?

有名なのはヒアルロン酸ですね。

ヒアルロン酸は低分子の有機酸塩です。

ここからの話は低分子の保湿剤がいいの?

高分子のほうがいいの?という議論に一つの結論を出していくことになります。

長くなりそうなのでパート3で説明したいと思います。

これまでの内容

水を塗ると角質の柔軟性があがるのですが乾燥すると、もとの肌より硬くなってしまいます。

塗った後の柔軟性を維持させるのに有機酸塩(乳酸ナトリウムなど)が役に立つみたいという感じですね。

続いてはもっと具体的な保湿剤に使うべき成分についての解説です

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nisikori
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